※この記事はメルマガ『お金をかけずに売上アップ実践講座』からの引用記事です。

岐阜の自宅より

from 今野 富康

今野さん、

全国3,000万人の読者の皆さん、

こんにちは。



もう何十年も前に、

孫正義さんとソニーの大賀会長が

対談でこんなことを言っています。



「メディアを抑えよりも

 コンテンツを生み出す方が大変」


その後、

ソニーがエンタメ部門を立ち上げ、

コンテンツ制作をしたり、

映画制作会社を買収したり、

ゲーム部門を立ち上げてゲームを

作ったりしたのはそれよりも遥かに前から、

戦略的に仕組まれていたことなんです。



その辺りの話は、

「感性の勝利」という本に書かれているので

よかったら読んでみてください。

さて、今日のお題は

『鬼滅の刃』に見る孫正義さんの慧眼

というお話しです。



冒頭でお話ししたように、

コンテンツの重要性については

もう何十年も前から、


孫正義さんは把握していたんですよね。



どんなにメディアの形が変わろうと

「コンテンツは必要」

そして、

「コンテンツは一朝一夕ではできない」

さらに、

「コンテンツを作れる人も簡単には育たない」

ということ。



当時、

孫さんと対談をしていた

大賀典雄さんは、

理系出身ながら、

ピアノの腕もプロ級という

異色の経歴の持ち主でした。



ちなみに、

大賀さんの次のソニー社長は

出井伸之さんで、

初の文系出身の社長です。



「技術者の楽園を作る」という

ソニー創業の理念からすると、

文系出身の社長というのは

意外な感じがしますが、

「コンテンツの重要さ」に

早くから気がついていた

大賀さんならではの

後継人事だったのかも しれません。




それを踏まえて、

『鬼滅の刃』の大ヒットの様子を

みてみると、、、

「優れたコンテンツ」の影響力の

凄さがよくわかります。



・コミック 22巻の累計1億部突破
・アニメ(10/10, 10/17 土曜プレミアム)
     視聴率16.1%, 15.7%
・映画 初日興行収入10億円(予想興行収入100億円)


という感じです。

データが手元にないので、

わからないのですが、

Netflixなどでも配信されているはずなので、

そちらの視聴回数なども加えると

さらにインパクトのある数字が

見えてきそうです。



さらに、

様々な企業とのコラボ企画も

同時並行で動いています。



くら寿司、

ダイドーコーヒーなどなど。


こうしたコラボ企画も含めた

経済効果を考えると、、、

1,000億くらいにはなっても

おかしくありません。




優れ たコンテンツ1つあれば、

漫画、小説(ライトノベルもかなり売れてます)、

アニメ・地上波、アニメ・オンデマンド、

映画、DVD・ブルーレイ、

関連商品、コラボ企画などなどで

大きく利益を出すことができる

というわけです。



以前、ホリエモンこと、

堀江貴文さんが著書で

「原液を作れる人が勝つ」

的なことを言っていたんですが、

優れたコンテンツは、

正しく「原液」そのもの。





コンテンツの重要性に

何十年も前に着眼していた

孫さんの慧眼はさすがです。



実は、この話は

コンテンツに限った話ではありません。



コンテンツ=商品/サービス



という視点で考えてみると、

どんな商売でも当てはまります。




優れた商品/サービスならば、

様々なメディアを介 して売ることができる

ということ。



よくお客様から、

「どんな媒体を使えば売れますか?」

という質問をいただきますが、

極論、優れた商品/サービスなら、

多少媒体の使い方が下手でも売れます。



そして、

媒体を含めたマーケティング施策が

上手くハマれば爆発的に売れる。




逆に、

コンテンツ=商品/サービスが

イマイチだと、

どんな媒体を使って

巨額の 経費をかけようが売れないということ。



実際、

今回、爆発的に売れている「鬼滅の刃」は

他の漫画と同じ売り方をされているわけです。



他の映画のプロモーションと

別段違うところはないでしょう。



でも、達成する売上は、

破格の数字になるはずです。




その結果を生み出している理由が

何か?といえば、

明らかに「コンテンツの差」でしょう。



つまりは、

根 本的な商品力の差です。



コンテンツこそ「原液」ですし、

原液が優れていれば、

それを様々なメディアを通じて

広げることで大きな利益を

生み出せます。



優れたコンテンツ=原液=商品/サービス

を生み出すためには、

作り手である私たちはそこに

愛情を注ぎ込むことが必要です。



愛情を注ぎ込んでいるから、

そこに熱量が生まれ、

熱量はコンテンツの質に

大きく影響します。




それは、商品、サービス、

セールスコピー、メール、

セミナー、講座、書籍、

何でも同じです。



『鬼滅の刃』の劇場版は、

作り手の熱量が

圧倒的に伝わってくる作品でした。



私も観に行きましたが、

ずぶずぶの号泣です。



制作陣の原作愛を感じました。


いや~、凄かった。



それくらい、

作り手、売り手の熱量、

それを生み出すコンテンツ=商品/サービスへの

愛情は大切ってことです。



私も日々、

自分に問いかけています。


「今野、そこに愛はあるんか?」
(by 大地真央)

そんなわけで、

今日は、


『鬼滅の刃』に見る孫正義の慧眼


というお話しでした。




それでは、 またお会いしましょう^^

Ate breve, obrigado!

(アテ・ブレーベ・オブリガード)

セールスライター
株式会社northstar 今野 富康 

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